2009年02月26日

読書メモ:自然体 〜自分のサッカーを貫けば、道は開ける(遠藤保仁)

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自然体~自分のサッカーを貫けば、道は開ける (小学館101新書 22) (小学館101新書)われらがガンバの顔、ヤットこと遠藤保仁の初の自叙伝。ひょろーっとした風貌のごとく、本書のトーンものほほんとした感じ。まさに「自然体」。すらすらと読める反面物足りなさを感じるかも。。。

今でこそ日本代表に欠かすことのできない遠藤だが、代表では苦労人。ワールドユースでは準優勝のメンバーだったものの、シドニー五輪ではスタンド観戦、日韓W杯ではメンバーから漏れ、ドイツW杯ではピッチに立てなかった唯一のフィールドプレーヤー。かなり屈辱的な代表歴。それだけに30歳で迎える次の南アフリカW杯への思いは強い。苦労した頃の思いも語られており、今絶頂期を迎えているともいえるヤットを思わず応援したくなる。

緊張感のない文脈だが、唯一おっと思うのが若手へのひと言。ガンバの若い選手への苦言を述べているあたりは、彼が苦労してきたサッカーへの強い思いを感じることができる。

ガンバファンであれば、読まねばならない一冊です。
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2009年02月15日

読書メモ:金哲彦のマラソン練習法がわかる本

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金哲彦のマラソン練習法がわかる本マラソンに向けてのトレーニング、とりあえずペースをそのままで段々距離を伸ばしていけばよい、と思っていました。この本を読んでよかった。どういう練習をしていけばよいか、参考になった。

どういう練習をしたらよいか、初心者(運動初心者レベル)、中級者、上級者と、それぞれの力に応じて、14週間後にフルマラソンの大会に参加するという仮定で、3つの練習メニューが紹介されている。3つのレベルとは、初心者はとにかく完走する、中級者はサブ4(4時間をきる)を目指す、上級者はサブ3(3時間をきる)を目指すというふうに定義されている。

いつも同じペースで走ればいいというわけではないようだ。42.195kmというのはとても長い。この距離のなかでずーっと同じペースで走るのは不可能とのこと。それよりはいろんなペースで走る練習をして、自分が今1km何分のペースで走っているかというのを身体で感じることができるようになることが大切だそうだ。早速昨日からメリハリをつけた練習方法に変えてみた。

なお、この本には3つのレベルの練習メニューの紹介の前に、各レベルのランナーの事例が紹介されている。そのなかでフォームを直したという話がでてきた。フォームについては僕も一度専門家に見てもらいたいと思っている。野球やフットサルをしてきたけれど、走り方は我流。きっとどこかに無理のあるフォームだと思うし、故障のしにくいフォームを身につけたいと思っている。練習会というものが都内でも開催されているようなので、一度参加してぜひフォームを見てもらおう。

【関連エントリー】
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2009年02月12日

読書メモ:戦術クロニクル(西部謙司)

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サッカー戦術クロニクルクロニクル(Chronicle)とは、年代記。出来事や事件を年ごとに記述した歴史書のこと。

この本はその名のとおり戦術面から見たサッカーの歴史書。古くは1930年代のオーストリアから、最新は07-08シーズンまで、約80年間のサッカーの戦術の歴史をまとめた一冊。

筆者の理想の戦術はトータルフットボールらしい。クライフのあのオランダチームから物語が始まる。なんでもかんでもトータルフットボールに結び付けようとする傾向にあり、少々話に無理がありこじつけのような部分もあるが、オランダのトータルフットボールが古くはハンガリーやオーストリア、スコットランドを起源とするという話は面白い。

その他にも、これだけ世界でポピュラーなスポーツ、フットボールの発展のなかで、意外な国と意外な国がつながっているという話がたくさん記されており、知らなかったことも多くとても勉強になった。

同じサッカーの戦術をテーマとした本であっても、以前紹介した「4-2-3-1」(なせばなる。。。: サッカーを語る前に読むべき本)がいわゆるフォーメーションを主題にした本だったが、こちらは戦術論とはフォーメーションだけにあらずと、ちと趣の違う本。サッカーの歴史書としてぜひ読んでおきたい。


【参考エントリー】
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2009年02月06日

読書メモ:コメント力(斎藤 孝)

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コメント力僕自身、コメント力がないといつも痛感している。

仕事で何かコメントを求められたとき、プライベートで何気ない会話の中で、おいしいものを食べたとき、映画を見たとき、なんてありきたりコメントを発してしまったのだろう、どうしてもっと気の利いた言葉を返せないのだろう、なぜ何もコメントすることができないのだろう、どうして頭ごなしに否定する発言をしてしまったのだろう、と後悔することが多々ある。(本当に情けなくなる)

なぜよいコメントができないのか。
コメントを求められる対象となる、見たこと、聞いたこと、読んだこと、感じたことに対して自分自身に知識がない、ということは答えにならない、とこの本を読んで改めて感じた。知識がないなりにも、グレートなコメントはできるはず。

それで考えたのが、コメントを求められる場面で、コメントを求められている対象を全身全霊を傾けていないからではないか、ということ。逆な立場で自分がコメントを求めたいときに、相手が自分の話に全身全霊といかなくても、中途半端に耳を傾ける程度であった場合、相手がコメントを発する前からイヤになるものである。

この本にも書いてあったが、例えば本を読むときにでも、読んだ後に自分でコメントを出すつもりで読んでみる、映画を見るときも見終わったあとにコメントを連れに述べるつもりで見てみる。そんな意識を普段の生活から持つことがコメント力を鍛える近道なのかもしれない。
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2009年01月24日

読書メモ:地頭力を鍛える(細谷功)

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地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」社長に薦められて読んだ。

この本では序盤に「日本全国に電柱は何本あるか?」という問題が提示される。3分で応えなさい、と。3分だから調査なんてする時間はないよ。だけど何とか自分の持っている知識で、どう解決するかを考えて、それなり答えを出す。そんなフェルミ推定という考え方が、この本の根底を流れている。

地頭力の本質は、「結論から」「全体から」「単純に」。「結論から」は仮設思考、「全体から」はフレームワーク、「単純に」はモデル化というキーワードが当てはまるかな。個人的に考えると、地頭力を鍛えるためには、全3項目ともさらなるレベルアップさせる必要があり、少々胸が痛かった。

でも、最も心に響いたのは、「知的好奇心」。知的好奇心にも2種類あり、問題解決に関する好奇心(Why型)と知識に関する好奇心(What型)があるということ。通常知的好奇心というとWhat型を思い浮かべるが、地頭力の向上にはWhy型の好奇心が必要と筆者は説く。僕自身、何かあれば関心を持って、それを解決してみようと思う気持ち、こういう気持ちを不足しているかな、と思う。

本自体は、優秀な今サルタントの方が書かれているから、本の構成もロジカルで、漏れなく、無駄なく、ダブリなくで見事MESEな形で作成されおり、読みやすい。

この本と関連して合わせて読むことをおすすめしたい本が2冊

■「仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(内田 和成)」
「結論から」、つまり仮設思考をわかりやすく説明してくれます。
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
(参照)なせばなる。。。: 読書メモ:仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(内田 和成 )

■「数に強くなる(畑村洋太郎)」
フェルミ推定に関連する、主に数字を使った物事の見方を説明してくれます。
数に強くなる (岩波新書)
なせばなる。。。: 数に強くなる
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2009年01月11日

SF小説を読んでみた 「シャグリ・ラ」〜池上永一

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シャングリ・ラ 上 (角川文庫)SF小説などほとんど読まないのだが、年末年始岡山、大阪への移動で時間があるときに読もうと、本屋の平積みされているところでふと手にとってみて面白そうだったので、買って読んでみた。

小説といえばミステリーを読むことが多い。だからSFのこの世にありえないことを、絵も無しに文字の説明だけでいろいろと絵を頭のなかで想像するという作業は、けっこう最初はたいへんだった。読むペースがあがらず、ストレスがたまっていた。

リアルな世界では考えられないことが続くので、ストーリー的にはそんなむちゃくちゃなと思うところは多々多かったが、面白かった。(この小説のテーマである、選ばれしもの。こういう人間がなぜ必要なのかは、読み終えたあとでもどうも疑問である。)

たまにはこういうSF小説などを読んで、いろいろありえないことを頭のなかで想像していくということ、頭を刺激していくことも、必要なことなのではないかと思った。読んでいて疲れたところもあったが、脳に少しいい刺激をもらったような気がした。

そういえば、以前ハリー・ポッターを読んでいたが、何の疲労感もなく自然に読むことができた。想像力を発揮しないと読めない類のものに入るが、シャングリ・ラとどう違うのだろうと考えてみた。ハリー・ポッターは子供向けだから本当にわかりやすく表現してくれているんだ。だからストレスなく読むことができたんだろう。

さて、「シャングリ・ラ」。アニメとなるようで、先週末からポータルサイトができているようですね。
シャングリ・ラ 公式サイト
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2008年11月13日

読書メモ:仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(内田 和成 )

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仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法仕事はどんどんやってくる。やりたいこと、しなければいけないこと、指示をされたこと、いろんな種類の仕事がひっきりなしにやってくる。時間がいくらあっても足りない。

しかしながら、それは自分の仕事のやり方が悪いのではないか。この仕事は自分がするべきか、他の人にやってもらうべきかを考えて、自分がすべきでないと判断したものは他の人にお願いするようにして、自分が集中すべきコトに集中できるようになったつもりが、時間は足りない。

それは自分の手元に残った一つ一つの仕事を進めていくやり方に問題があるのではないか、とずっと考えていた。

この本にヒントをもらった、と思う。
まず結論を出す。(それが仮説だ。)
  • 今知っている、得ている情報の中からひとまず答えを出してみる。
  • それから、その答えがあっているかどうかを検証してみる。間違っていれば新たな仮説を立ててればいい。
  • そしてこの「仮説−検証」のサイクルをできるだけはやす回す。
  • ただし、仮説は掘り下げられて、かつアクションにつながる仮説でなければならない。
何か仕事を進めるのに、とにかく調べることから始めることからするのはよくない。情報があふれているなかで何の行動指針もなく調べる、ということは時間をそれだけ浪費するということ。

「○○について、きっとこういうことだから、□□なはずだ。」という仮説をまず定義してから行動すれば、100のものから2,3くらいに絞り込んで行動することができる。ただ漫然と仕事を始めれば、100を探すことが、100を集めることが、まず目的になってしまう。

これから仕事を進めるうえで「仮説思考」を強く意識して進めていきたい、と思う。



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2008年11月02日

読書メモ:本質を見抜く「考え方」

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本質を見抜く「考え方」著者の中西輝政さんは、現在京都大学の教授で、国際政治学者であり、専門は国際史、文明史。(詳しい経歴などはWikipediaをどうぞ)

イギリスはケンブリッジ大学に留学していたこともあり、イギリスの政治、歴史、文化、人間などに大きく影響を受けているようです。外から日本を見たこともある方、世界と日本を見比べることがお仕事の方だけあって、日本に対する思いが非常に強い方。日本に対する思い、僕なんかサッカーくらいでしか持つことがない。

本書は、学者さんが書いた難しい本ではない。学者さんが書いた、考え方についてのヒントを与えてくれる本である。「難しいことをやさしく」とか「ふと浮かんだ疑問を封じ込めない」など、合計53個の考え方のヒントが、それぞれ3ページ程度にまとめられて提示されている。これら53個のヒントが大きく6章に分けられ、以下のような構成になっている。
  • 第1章 考え始める技術
  • 第2章 考えを深める技術
  • 第3章 間違いを減らす技術
  • 第4章 世の中を考える技術
  • 第5章 疑問を抱く技術
  • 第6章 情報を考える技術
僕が最も印象に残ったのは、最終章にあった、(正確には忘れたが)「危機の前には人々の心に変化がある」というテーマ(だったと思う)。本書でとりあげられた「危機」というのは確か政治的、あるいは国の経済的な危機、というテーマだったと思うのだが、「ビジネス」における「チャンス」というテーマで考えても、普遍のテーマが込められたテーマなのではないだろうか。人々のココロの変化にいち早く気付くことができ、そのキモチを満足させるようなものをカタチにすることができれば、多くの人に生活を豊かなものにしたり、不満を解消したりすることができるはず。

国際政治やイギリスのことをテーマとした話題が多いけれど、仕事や人生をテーマにしても共通して言えることがたくさん書いてある。そう著者も時代を超えても不変なもの、国や地域を超えても不変なものを見つけろ、と本書のなかで述べていた。何をこの本のなかで感じていくことができるか、それはあなたが直面している課題を真剣に考えているかにかかっているのかもしれない。

P.S.
著者は好みや価値観には偏りがある人だと思う。イギリスの価値観をえらい持ち上げていて、英国OK、日本NG的な印象を受ける場面が多く、気に入らない人も多いかもしれない。

また米大統領選についての見解は大幅に外れている。ただ予想が当たったかどうかはどうてもよくて、そのときにそういうことを考えたか、が大事、ということを言いたかったと考えてみるべきだと思う、と著者をフォローしておきます。
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2008年10月25日

読書メモ:使う力

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使う力 知識とスキルを結果につなげる (PHPビジネス新書)僕は本を読むことが好きだし、本からあるいはセミナーとか講座に参加して知識を身につけるということが好きである。特に若い頃は経営とかマネジメント、マーケティングという仕事に憧れて、関連した知識を身につけることが、うれしくて仕方なかった。

でも、いくら本を読んでも、講座を受けても、仕入れた知識を使うことがなければ、ほとんど意味がない。それを使えなければ全く意味がない。使うことがなければ、「身についた知識」ということはとてもできない。

また自分で得たと思っている知識も、自分のいる環境で実践してみようと思うと、すぐに利用できるわけではない。本など得たものは、筆者の体験、講演者の体験から、あるいは学術的に公約数をまとめられたものであったりするために、実際にそれを自分の現場で利用するとなると、別の力、つまり「使う力」が要求されてくる。

この本で紹介される「使う力」とはビジネスリーダーを対象としたもの。ボストン・コンサルティング・グループの日本代表でもある著者だけに、非常に構造的に、論理的に本書は構成されている。

各項目についてもう少し深く掘り下げた内容であってもよいのでは、と思いもするが、そもそも「使う力」とはマニュアル化、ハウツー化することができるものなのか、と考えると、本書で書いてあることは、コンサルタントとして活躍する「著者にとっての身につけた知識の使い方」であり、それを万人に当てはめようと考えることは、知識を身につけただけでビジネスで利用することができる、という浅はかな考えと同じ感覚なのではないかと自戒する。

この本はあくまで筆者がヒントを与えてくれただけであり、ビジネスマン、ビジネスウーマンである我々がどう知識を使っていくかは、結局個人それぞれが自ら考えて導き出していかなければ、真の意味での「使う力」を身につけることはできない、ということだと思う。

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2008年10月24日

読書メモ:ネット広告がテレビCMを超える日

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ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書)著者によると金額ベースで「ネット広告がテレビCMを超える日」は2018年だそうです。

しかしながら、この結論を出すために1冊本を書く意味があったのか、疑問に思う本である。

179ページある本書だが、170ページ目から始まる最終章(第7章)「ネット広告がテレビCMを超える日」を読めばいい。それまでは内容はネットでブログやコラムをちょっと探して読めば、誰でも調べられる内容。

しかも結論の「2018年」も、2つの調査報告をもとに著者の根拠の説明の非常に薄い予測をもとに出した数字であり、説得性に欠ける。

もう少し論理的に主題に関して論じてくれる本かと思っていたので、とても期待はずれな1冊でした。。。

posted by motti at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK | このブログの読者になる | はてなブックマークに追加
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