2010年07月29日

ユース年代のリーグ戦

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この週末から高校総体が沖縄県で開催される。高校サッカーの最高の舞台は冬に開催される高校サッカー選手権。しかし高校3年生時の選手権予選を経験せずにサッカー部を引退する高校サッカー部員というのはけっこういるようだ。受験や就職のため高校総体の都道府県予選で敗退した段階でサッカー部を引退する生徒が多いらしい。(ちなみに引退もさまざま。学校として3年生の部活動は総体までと決めている学校もあるし、生徒が続けるか引退するかを選択する学校もある。)

選手権の都道府県予選ではまだ3年生が引退していないチームと、1,2年生しかいないチームが対戦するということもある。受験、就職も当然大事なのだが、高校サッカーは高校時代にしか経験できないもの。選手権予選まで続けても早い地区だったら7~9月くらいには敗退ということもあるのだから、最後までがんばればいいのに、と思う。

一方で日本サッカー協会は、ユース世代での各都道府県レベルでのリーグ戦化の徹底を進めている。すでに各都道府県、リーグ戦の整備は進んでいるが、今度は、8チームのリーグ戦、ホームアンドアウェイで1チームが年間最低14試合できるように、ということになっているらしい。試合のできるグランドを持たない学校ではホームアンドアウェイがアウェイアンドアウェイになったり、ある県の地区によっては8チームで構成できず6チームのリーグ。これだとホームアンドアウェイでは14試合に達しないから、ホームアンドアウェイアンドホーム、でやるとか。

試合数の増加、勝ち負けにこだわらない、世界基準などリーグ戦を実施する意義をあげるときりはないのだろうけれど、制度だけが先に整備されて現場の実情にあったものかどうか疑問を感じる。上にあげた一部高校の3年生の早期引退による学年差、自主運営に伴う現場の先生や生徒への負担増加、試合数が増えたためテスト期間中に試合をこなさなければならないなど果たして本当に育成につながっているのか首を傾げたくなるような話も現場の先生から聞いたこともある。

リーグ戦導入に反対はしない。
けれどもヨーロッパのサッカーを何でもかんでも真似るのはいかがかな、と。そもそもヨーロッパと日本では、サッカーを運営している主体がクラブと部活動(学校体育の延長)と異なるわけだから、あちらの制度をそのまま持ってきてもうまくいくわけないだろう。サッカー協会のお偉方も昔は部活動をしていたのだから現場を理解できるんじゃないかな。現場の現実を踏まえた制度にしていくべきだ。

そういえばある懇親会でお話をした大阪の高校の先生が面白い話をしていた。
「日本はW杯でリーグ戦は突破し、トーナメントで負けた。今度はトーナメントを突破することに力を入れたほうがいいんじゃないの(笑)。」
posted by motti at 23:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | スポーツ | このブログの読者になる | はてなブックマークに追加
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